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会長挨拶

柘植 綾夫
TSUGE Ayao

学会創立15周年を迎えた記念すべき年に、深野前会長よりバトンを渡されました事に、身が引き締まる思いであります。

日本混相流学会は15年前に先輩方が学会の形に作り上げられ、当時は会員数253名であったのが、今では会員数651名、学生会員26名、維持会員33社にまで成長をしました。

その間、混相流学会が果たした役割は、混相流という学問進展への貢献にとどまらず、20世紀後半の原子力、ボイラー、化学プラント、環境装置等のわが国の産業技術力、性能競争力の強化に大いに貢献をし、世界に誇れる高信頼性、高性能の製品を生み出しました。

また、混相流の研究と会員の相互研鑽活動の結果、大学、産業界ともに有能な人材を輩出してまいりました。

此れもひとえに、歴代会長、理事を始め、学会を支え、育てていただきました皆様のご尽力の賜物であります。

21世紀も2年目に入りました。21世紀の混相流学会の役割は、20世紀の技術の伝承を計りつつ、エネルギー、環境、輸送、社会システムの更なる高度化に貢献をするとともに、開けつつある第二次IT革命、生命科学、ナノテクノロジー等のニューフロンテアーに踏み込み、これらの新科学技術領域を我々の生活システムにまで完成させるミッションを持つと考えます。

折りしもわが国の産業は、欧米追従型から自ら白紙に絵を描かねばならないトップランナー型に変革をするべく、まさに生存を賭けた技術開発競争に突入しております。この変革の成否が、21世紀における日本の国力の盛衰を決めると言っても過言ではないでしょう。

このような状況下において、本学会のミッションである、
1.混相流の真理の探求
2.混相流技術を通しての社会貢献
3.教育と人材育成
の原点に立ち戻って、そのミッションの達成に向けた学会の点検と改革が必要であります。

日本混相流学会将来構想WGが約一年かけて練り上げていただいた答申書“日本混相流学会の飛躍に向けて”が本年7月1日に出来上がりました。会員全員が学会ホームページで読む事が出来ます。

温故知新と言われますが、この15年の先輩方の築いた歴史を理解しながらも、21世紀の科学技術創造立国に向けた学会の変革が必要であると考えます。

将来構想WGの答申をもとに、短期的に実行に移すべき改革と、中長期的な観点からさらに掘り下げて実行策を立てるべき改革とに分けて学会の改革を推進するべく、井小萩、三島、社河内各副会長はじめ、理事の皆さんと各委員長の方々の強力な学会運営をお願いします。

また、会員各位におかれましても、“学会が皆さんのために何をしてくれるかではなく、学会のミッション発揮のために皆さんが何を貢献できるか”との発想で行動されることを希望します。

会員の皆様の幅広い活動をとうして、本学会が益々活性化し、21世紀の科学技術創造立国日本の社会へ貢献をすることを祈念いたしまして、会長挨拶とさせていただきます。

三菱重工業(株)技術本部 〒220-8401 横浜市西区みなとみらい3丁目3番1号
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